
世界遺産ソチミルコに呪われた不気味島が存在するという。
その名も【La Isla de la Munecas】、スペイン語で「人形の島」という意味だそうだ。
ソチミルコは1987年に世界文化遺産に登録された、『花であふれる場所』という名の意味通りのメキシコを代表する美しい観光地のひとつである。
そこには運河があり、農業用に水草と泥で作られた人工の島々(チナンパ)が浮いている
その中の1つが『人形島』なのだ。
メルヘンチックで美しい、なにかシアワセな島を連想さるネーミング。。。。まるで子供の国のような。。。
がしかし現実は。。。期待を裏切ります。
『人形島』は目を覆いたくなるような、不気味で腐りかけた、何千個ものボロ人形がいたるところに吊るされれいる。
島では夜になると、怪奇現象が起き、行方不明者も出ているというのだ。
まさに呪われた島だったのだ。
この島はなぜ、いたるところに人形達が吊るされるようになったのか。。。?
それはひとつの不幸な事故と一人の男から始まった。
ソチミルコには誰も近づかぬ湖があったのだ、そこには町の人々誰もが噂する恐怖の島が浮いていた。実際に島の周辺では、不可解な水難事故が起こり、犠牲者はよく亡骸となってあがり、警察も出動することがあった。
考古学者によると
スペイン人の侵略により理不尽に虐殺されたソチミルコの原住民族ソチミルカ。彼らが残した500年前の古地図に「死者の集う場所」が記されていたという。
そう、そうなのだ、不可解な水難事故が多発している、その場所はまさに地図が指す『死者の集う場所』だったのだ。
故に町の人々はこの場所に近づく事はなかったという。
とある日。湖に続く川のほとりで遊んでいた女の子がその場所で溺れる事件が起きる。川で小舟に乗って遊んでいた少女達のうち一人が誤って湖に転落したのだ。
そこに、偶然にも居合わせた男【ドン・ジュリアン・サンタナ】
彼は必至に助けようとしたが、少女は浮かんでこなかった。結局少女の亡骸は発見されなかったのだ。
数日がたちます。
サンタナは何かに引き寄せられるように湖畔へ
川岸に這い上がる少女
いるはずもない彼女をサンタナはみてしまったのです。
彼が助すけられなかった、ヒトではないその少女。
ソレは気づくと姿を消していた。
この時から、サンタナは人形を集めはじめる事になる。
ブードゥー教では不気味な人形を祀ることで災いを退ける呪いの儀式が行う
この地域のキリスト教徒は、みな多数の人形を持っていた。
彼らが古くなって捨てた物をサンタナは拾い集めた。
流れてくる人形を一心不乱に釣り上げ、供養として人形の祭壇を作ったり、
ブードゥーの呪いのように島のいたる場所に吊るしたのだ。
サンタナは島の呪いを封じ込めようとしたのではないだろうか?
彼女の事件を、島の呪いのせいと見て。。。
もしくはその少女にすでに呪われていて必至に自分の身を守ろうとしたのか・・・?
リングの貞子のビデオをみて必至に呪いを解く方法を探したみたいに。
サンタナ氏の妹さんの話:
私の目の前で女性の病を治しているのを見たこともあります。
しかし、町の人々はそんな彼を気味悪がる人が大半でした。人々は彼に暴力を奮い、彼を島へと追いやったのです。
それから50年もの歳月を彼は島で過ごしました。
恐怖と孤独感に苛まれながら、その人生を閉じたのです。
町の人々から疎外され、島へ追いやられた孤独な男、サンタナ。彼の当時の心境は、2種類の人形から読み解く事ができる。
小屋の外には無造作に吊るされた人形ばかりだが・・・きれいな人形があるというのだ。
明らかに扱いが違うように見受けられる2つの人形。
孤独な生活を余儀なくされたサンタナは、亡くなった少女と自分の境遇を重ね合わせ
彼女が喜ぶような女の子らしい部屋を作り上げていたのだろうか・・・?
50年もの呪いとの孤独な戦いは意外な幕切となる。
60年前少女が溺死した同じ場所で、
彼の抜け殻は発見される。
彼の最後
この島を訪れる観光客のほとんどが、この不気味な人形すべてに魂が宿っているのを感じるようで背筋がぞくぞく寒くなると話す。そして人々は一様に、この島には何かのパワーが宿っていると感じるという。。。。
君も是非訪れて体感してみよう!!
メキシコは治安悪いので、そっちの方がこわいような気もするけどね。。。
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