オスカル・ディルレヴァンガー【Oskar Dirlewanger】

ナチス・ドイツの武装親衛隊将官!
最終階級は親衛隊上級大佐!
ドクトル・ディルレヴァンガー
第36SS所属武装擲弾兵師団、通称『戦う刑務所』という史上最悪の部隊を率いた師団長である
汚れた戦争犯罪人であまりにも有名だが、その汚名凄まじいためか、戦争映画にほとんどでてこない凄いサイコな戦争犯罪人です。
日本では、以前記事を書いた福岡の動物虐待事件『猫殺しディルレバンガー事件』の犯人のハンドルネームに使われた事でちょっと有名かもしれません。。
実際のディルはもっと凄い真性のサディストで困ったヤツでした。。。戦争犯罪を繰り返しては、上層部に泣きついては、コネで解決というような。。。
ダメッ子なかんじでした。。。
上層部では特にゴットロープ・ベルガーSS中将と仲が良かったみたいだ。。。
いろいろ助けてもらったりしてました。。。
さてさて、今回はそんなサイコでサディストでWSなディルレバンガーについてレポートします♪
1895年ディルレバンガーはヴュルツブルクで生まれます。第一次世界大戦には早くも従軍、
負傷しても頑張って、頑張って少尉にまで昇進!
出来る子だったんですね。。。
戦後は義勇軍に所属。
そしてSSに入隊します!
政治学の博士号も取得!しかしこのへんから、サイコなディルの一面がちょこちょこ見られます!!
なんと13歳の少女に性的暴行を加えた罪を問われ、取得したそれまでの全ての経歴と博士号をも失ってしまうのです。。。
刑務所から出たあとは強制収容所に勤務、ここでいろいろ後で癒着が目立つWベルガーさんと知り合います。
『ディルレバンガーがSS内の地位を回復できるように』と
ベルガーはSS内の補給本部長の地位を乱用してディルレヴァンガーをスペインのコンドル軍団に派遣!
スペイン内戦での戦闘と負傷は少なからずディルレヴァンガーの名誉を回復させることに成功!!
わーいわーい!
1940年には《総統》の意志により、
銃を使った密猟者で構成された部隊の編成が行われる。
その部隊長に選ばれたのはそうです、ベルガーとのコネがある、ディルレヴァンガーだ!!
ヒムラーは更に強制収容所の悪党・犯罪者、
SS内部の保護観察者(=危険人物)をも加えた。
「SS-Sonderkommando Dirlewanger
(SS特務部隊ディルレヴァンガー)」
結成である!!
創設時のディルレヴァンガーの階級はハウプトシュトゥルムフューラー(SS大尉)だったそうな。。。
武装SS(Wafen-schutz staffal)は創設当初、非常に厳しい採用基準だった。
最終的に90万という大所帯に増えた武装SSがそんな完璧超人ばかり集められたはずもなく。
結局、基準は一定の身長体重を満たしていればだいたいOKという処にまで引き下げられました。
なぜかって?
「人手不足」を補うためにです!人で不足は困るのよ。。。ホント。。。
『ディルレヴァンガーの構成員』
さらに30%が強制収容所の収監者で、
50%以上が国防軍(陸海空)の軍人であった。
下士官の大半は密猟の常習者で、将校はかつて将校だったが降格されて階級章を剥ぎ取られた者たちであった。
(学研『詳解 武装SS興亡史』347p)
たからって、、、密猟者と犯罪者と問題児の集まりって。。。。どうなの!?W
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ディルレヴァンガー部隊の任務は主に、ポーランドやベラルーシのパルチザン狩りだった、
まあ用意に想像できることだが、
この『野獣』のような部隊が出撃した土地では必ずといっていい程に、略奪・強姦・背徳行為が大がかりに行われたのだ。
覆面をした兵隊さん達、マジ怖いですね。。。こんなのが襲ってきたら、もうダメですね。。。
なぜかわからないけど。。。。ディルはこの残虐な仕事ぶりを認められ・・・ていきます。。。
親衛隊及び警察高級指導者(HSSPF)SS大将であったヴィルヘルム・クリューガーとルブリン管区の親衛隊及び警察指導者(SSPF)オデイロ・グロボチュニクの推挙を受け見事!
SS少佐に昇進!!!する。
これは彼がホロコーストに関与していたことを意味しているらしい。
事実、ルブリン管区のユダヤ人収容所の防衛任務に一時的に従事してい事がわかっているらしい。。。。。
ヴィルヘルム・クリューガーもポーランドにおけるホロコーストに深く関与した結構レベルの高い極悪人である。
しかしこの極悪人にも『ディルレヴァンガーのポーランド民間人に対する虐待、ユダヤ人との性行為及び殺害』は少々やり過ぎに感じたらしく、
「この犯罪一味が一週間以内にこの地域から消え失せないなら、おれの手で奴らを監獄にぶち込んでやる!」と脅されました。
クリューガー怖いので、ディルレヴァンガーはソ連地区へ。
ディルレヴァンガー隊は何処にいても暴れ回ってくれるのでどこにいるのかすぐにわかったそうな。。。。
しかしいつも仲良しベルガー君が彼の犯罪をことごとく握りつぶしてくれたのでした。。。
なぜって!!?
ディルレヴァンガーは対パルチザン戦では明らかに有能だったからだよ!!
サイコ野郎は、戦場ではニュータイプ並の力を発揮するんですね。。すごいすごい。。。
お!こいつらもそう言う観点からみるとマジで有能そうだな!!!
長い戦いで徐々に本物の密猟者はいなくなっていき、犯罪者やウクライナ人傭兵が補填されていく。
1942年にはミンスク近郊でパルチザン掃討を行った。部隊は犯罪を犯すと同時に戦果を挙げ、第2級鉄十字章を授与される。
1943年にはペリク湖周辺でのパルチザン掃討作戦で15000人のパルチザンの殺害を報告したが、捕獲したパルチザン側のライフルはわずかに1100梃であった。多数の民間人殺害が推測されている。だがドイツ黄金十字章を授与されている。
もうメチャクチャですね。15000人ー1100梃=13500人は民間人やん!!
虐殺のジェノサイド王子ディルですね・・・・・・
ディルレヴァンガー隊は知らぬの間に旅団規模にまで拡大しちゃいまして、
気づいたら犯罪者や元ソ連軍兵士、ウクライナ人、民族ドイツ人の構成になってました。
《総統》と《親衛隊全国指導者(=ヒムラー)》のお墨付きだと、略奪と虐殺と放火にはげんだのである。
❷病院も襲われ負傷者、病人、看護婦、医者や助手など全て射殺!
❸老人も婦人も子供も皆殺しにされて死体は山と積んで、ガソリンぶっかけて放火!
❹虐殺のあとは爆破した建物で埋めて証拠隠滅!
まあ最低な部隊が最悪をしつくしたワケである。。。
ディルレヴァンガーは常々部下に「もしお前たちが退却するか敗北すれば、この強化部隊から強制収容所へ逆戻りだ。もし捕虜になればポーランド側はおまえたちを必ず射殺する」と言って聞かせていた。
実際に自分を怒らせた部下は即射殺だったそうです。。。。。
恐怖によって統率されていた部隊だったのだ。
ディルレヴァンガー自身腕利きの護衛に常に身を守らせ、かなり恐ろしい司令官だったそうである。
とにかく旅団兵には今しかなく、死に物狂いで戦ったそうな。。。
そして暴れたそうな。。。
そしてディルレヴァンガーはSS上級大佐に昇進した。そして部隊も旅団から師団に!!
旅団は直後に起こったスロヴァキアの反乱鎮圧にも参加し、そこでも暴行・略奪が相次いだ。
そして、サイコでサディストのWSのディルにもとうとう終わりがくるのです。。。
オーデル川付近で師団が戦闘中にディルレバンガーが負傷し、後送されたため、自由フランス軍に降伏し、逮捕。
1945年6月7日、捕虜収容所で原因不明の死を遂げている。
ディルレヴァンガー生存説ってのがやっぱりあって、エジプトのナセル将軍の軍事顧問をしていたとかなんとか。。。。
すごいめちゃくちゃで最低なんだけど、この部隊、設定がなんか、アニメみたいで好きです。できれば現実ではなくアニメならよかったのにね。人死んじゃってるから。。。戦争だから。。。ね。あんまり、変な事言うと、人格疑われちゃうので、このへんで。。。
おまけ:
ディルの部隊みたいな、バンパイアで構成されたSS部隊がイギリス相手に大暴れする
『ヘルシング』
20世紀末、英国では不可解な吸血鬼事件が頻発し、王立国教騎士団・通称「ヘルシング機関」がその対処にあたっていたが、ヘルシング本部が強襲されるなど多大な被害を受ける。一方、犬猿の仲であるヴァチカン及びその直属「イスカリオテ機関」と紆余曲折を経て協力関係を持ち、事件の黒幕が南米に逃れたナチス残党による組織「ミレニアム」だと知る。
ブラジルでの戦闘を経て、「ミレニアム」の正体が先の大戦末期にヘルシング機関が潰した「少佐」と呼ばれる男の部隊であると分かる。少佐は英国王室の会議で宣戦布告を行い、その場にいながら少佐から無視されたイスカリオテ機関は、英国とミレニアムを共に潰そうと画策する。
そして、ミレニアムは1,000人の吸血鬼部隊を率いて再び英国本土を強襲、これに乗じたヴァチカン教皇庁の第九次空中機動十字軍3,000人も加わり、ヘルシング機関を合わせた三つ巴の大戦争が始まる。
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